筋トレのディロードとは?方法や頻度を徹底解説

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ディロードって何?

ディロードの方法を知りたい!

こんにちは!

筋肥大を実現するためには、筋トレを継続的に行うための適切な疲労管理が必要になります。

疲労管理の方法の一つにである「ディロード」があります。

「ディロード」という言葉を聞いたことがあっても、具体的な効果や方法を知らない方は多いです。

そこで、この記事ではディロードの効果や実践方法を解説します。

この記事の内容
  • ディロードの効果
  • ディロードの3つの実践方法

この記事を読むことで、ディロードのメリットが分かり、より効率的に筋肥大を実現することができます。

  • ディロードについて知りたい方
  • 疲労管理について知りたい方

はぜひご覧ください。

この記事は「肉体改造のピラミッド トレーニング編」を参考に執筆しました。

詳細は本書をご確認ください。

ディロードについて

ディロードとは

ディロードは筋トレの強度・負荷を一時的に減らすことです。

ディロードは通常、定期的なトレーニングサイクルの一部として導入が計画されます。

4~6週間の強度の高いトレーニングの後に1週間ほどのディロード期間を設けることが一般的です。

ディロード期間中はトレーニングの強度・負荷を落として体の回復を行います。

ディロードをおすすめできる人

ディロードをおすすめできる人は以下のような人です。

  • トレーニング経験が一定以上(1年ほど)ある
  • 扱う重量が停滞している
  • 関節に違和感・痛みがある方
  • 疲労感が高い方

このような方はディロードの導入が非常におすすめです。

一方、初心者の方や記録を問題なく更新している方などは無理にディロードを取る必要はありません。

ディロードの効果

ディロードは分かったけど、具体的な効果が知りたい!

ディロードの効果は次の通りです。

  • 身体の回復
  • メンタル面の回復
  • トレーニングの刺激に対する感受性を上げる

    身体の回復

    1つ目の効果は身体の回復です。

    「身体」という言葉には筋肉だけではなく、肘や膝などの関節も含みます。

    高重量のウェイトを扱う筋トレは、特に関節に負担がかかります。

    適度にディロードを設け、筋肉や関節を休めることで、けがの防止・継続したトレーニングを実行可能です。

    また、いわゆる「神経系の疲労」も、ディロードにより取り除くことができます。

    メンタル面の回復

    2つ目の効果はメンタル面の回復です。

    どんなに筋トレが好きな方でも毎日筋トレを行っていると、

    • モチベーションの低下
    • 筋トレ中の集中力の低下

    が起こりえます。

    集中力の低下はけがにつながりますし、何より筋トレに身が入らないのはもったいないです。

    トレーニング負荷を一時的に下げることで、心理的にリフレッシュする貴重な機会となります。

    ストレスやプレッシャーから解放されることで、心身がリセットされ、よりポジティブなマインドで次のトレーニングに取り組むことができます

    トレーニングの刺激に対する感受性を上げる

    3つ目の効果はトレーニングの刺激に対する感受性を上げることです。

    ディロードを適切に取り入れることで、トレーニングの刺激に敏感になり、筋肥大を加速することができます

    2013年の研究では、ディロード導入群はディロード終了後に筋肉量・筋力に大きな伸びが見られてことが報告されています。

    ディロードの実践方法

    ディロードを取り入れたいから、やり方を教えて!

    ディロードの実践方法は主に3つあります。

    1. 重量を減らし、セット数・レップ数は維持
    2. セット数を減らし、重量・レップ数は維持
    3. 全くトレーニングをしない

    順番に解説します。

    【方法①】重量を減らし、セット数・レップ数は維持

    1つ目のディロード方法は重量を減らし、セット数・レップ数を維持する方法です。

    具体例

    ベンチプレス100kgを10レップ、6セット行っていた場合

    90kgを10レップ、6セットで実施

    重量を落とすことで、自身の設定した回数を楽にやりきることができます。

    そのため、体の回復を促すことが可能です。

    また、扱う重量を減らすため、神経系の疲労・関節の回復にも有効な方法です。

    一方、ディロード後に通常のおもりの重さが重く感じる場合があります。

    【方法②】セット数を減らし、重量・レップ数は維持

    2つ目のディロードの方法はセット数を減らし、扱う重量やレップ数を維持する方法です。

    具体例

    ベンチプレス100kgを10レップ、6セット行っていた場合

    →100kgを10レップ、3セットで実施

    この方法は重量を維持するため、ディロード後、通常のおもりの重さに抵抗を感じないメリットがあります。

    一方、高重量を扱うため、神経系の疲労や関節の疲労をなくしたいには推奨できません

    セット数だけではなく、「レップ数」も同時に落とすことも有効です。

    【方法③】全くトレーニングをしない

    3つ目の方法は全くトレーニングをしないという方法です。

    単純にジムに行きたくない、モチベーションが上がらない時に有効な方法です。

    ジムに行く気力が中々でない方は無理していく必要はありません。

    1週間休んだくらいで筋肉は落ちません

    全くトレーニングに行かずに、「ジムに行きたい欲」を高めていただければと思います。

    ディロードのよくある疑問

    ディロードはどの位の期間行うべき?

    ディロードは期間ではなく、種目や部位ごとに考えることが重要です。

    3種類のトレーニングメニュー(プッシュ・プル・レッグなど)を回している方は3日間、5種類のトレーニングメニュー(5分割)を回している方は5日間ディロードを設けると良いでしょう。

    種目・部位ごとで疲労管理を行うことが重要です。

    ディロードの頻度は?

    ディロードの頻度は4-6週間に一度や、2-3カ月に一度など様々な方法があります。

    最も重要なのは、疲れが完全にたまりきる前に行うことです。

    疲れがたまってくることによりパフォーマンス自体は低下します。

    休むのにも勇気がいりますが、

    • 疲労が少したまってきた
    • モチベーションが上がらない

    と感じたらディロードを取り入れるべきタイミングです。

    まとめ

    この記事ではディロードについてまとめました。

    ディロードを入れることが「怠ける」ように感じられるかもしれません

    しかし、実際には、休息こそが成長や進歩のために不可欠な要素です。

    休息を取ることは、けがの防止・メンタルの回復、トレーニングの継続可能性を高めるのに役立ちます。

    ディロードを取ることは単なる休息ではなく、自己管理と成長への投資です。

    休むことで、次のトレーニングセッションでより強く、効果的に取り組む準備が整います

    ぜひ、ディロードを取り入れて、長くトレーニングを行えるように工夫しましょう!

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    ABOUT US
    Kenta
    現役ボディビルダー/ 太った自分を見てダイエットを決意(80kg)→64kgまで痩せることに成功→筋トレにはまりボディビルの大会出場(入賞経験有り)/ 日々、様々な書籍・論文で筋トレやダイエット・栄養学について学習しています。 ダイエットや筋トレ、サプリメントに関する情報を発信.