ボディビルでは高身長が不利!?|その理由を徹底解説

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高身長はボディビルにおいて不利って本当?

高身長がボディビルで不利と言われる理由を知りたい。

こんにちは!

「高身長の人はボディビルでは不利」と聞いたことがあり、その理由について気になる方は多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では「ボディビルにおいて高身長が不利」と言われる理由について解説します。

この記事の内容
  • ボディビルで高身長は不利なのか
  • ボディビルで高身長は不利と言われる理由

この記事を読むことで、ボディビルにおいて高身長が不利な理由が分かり、新たな目線でボディビルを観戦できるようになります。

ボディビルにおいて高身長が不利な理由が気になる方、ボディビルダーを目指している方はぜひ最後までご覧ください。

この記事では分かりやすさのために「高身長」や「低身長」といった言葉を使用します。

予めご了承ください。

ボディビルで高身長が不利な理由

結論、高身長はボディビルにおいて不利です。。

理由は次の2つです。

ボディビルにおいて高身長が不利な理由
  • 高身長は筋肉が太く(厚く)見えづらい
  • 高身長の人は自分に見合った筋量を付けるのが難しい

詳細に理由を解説します。

【不利な理由①】筋肉が太く見えづらい

一つ目の理由は「高身長は筋肉が太く見えづらい」ということです。

上腕の太さが同じ40cmの身長が160cmの人と、身長が190cmの人がいたとしましょう。

一般的に、身長が高い人の方が腕が長いです。

そのため、同じ腕の太さでも身長が高い人の腕は間延びし、細く見えてしまいます。

筋肉の長さと太さの模式図

腕の長さが短い方がピークがあるように見えませんか?
(※上と下の図で縦の幅は同じです)

上の画像と似た状況がステージ上の選手間の間で生じるのです。

ボディビルは簡単に言うと「筋肉が太く見えて、バランスの取れた人」が勝ちます。

筋肉量が多ければ勝てるわけではありません。

筋肉の見た目の太さ・大きさが重要なボディビルにおいて、実際は同じ太さなのに「細く見えてしまう」ことは致命的です。

このように「筋肉が太く見えづらい」高身長はボディビルにおいて不利と言えます。

【不利な理由②】身長に見合った筋量を付けるのが難しい

二つ目の不利な理由は「身長に見合った筋量を付けるのが難しい」ということです。

理由①から分かるように、「同じ太さに見える」ようにするために、高身長の人はより大きく・太く筋肉をつける必要があります。

しかし、「高身長の人の方が筋肉は付きやすい」ということはありません。

そのため、同じ太さに見える筋肉をつけるためには高身長の人の方が時間がかかるのです。

時間をかけて筋肉を大きくしていけば追いつけるよね?

もちろん高身長の人も筋肉をつけることは可能です。

しかし、ライバルであるいわゆる「低身長の人」もトレーニングをして、筋肉が太く・大きくなっていきます。

一般的に考えれば、高身長の人の筋肉の見た目が、低身長の人の筋肉の見た目に追いつき、追い越すのは至難の業です。

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トップボディビルダーは低身長が多い

ボディビルにおいて高身長が不利かどうかはまだ疑わしい。

では、2023年の全日本選手権出場者を例に「日本のトップボディビルダー」の身長の分布を見てみましょう。

その競技におけるトップ選手の身長を見れば、どのような体格がその競技において有利かの傾向が見えます。

NBA(バスケットボール)選手などが非常に分かりやすい例です。

全日本選手権はボディビルの全国大会です。

日本で最もレベルが高い大会で、この大会に出場している人は日本のトップボディビルダーと言えます。

次の図は2023年の全日本選手権出場者の身長の分布を示しています。

身長が「165-169.9cm」の人は16人いるという見方をしてください。

全日本ボディビル選手権出場者の分布

日本人の成人男性の平均身長は約171cmです。

グラフを見ると、平均身長よりも身長の低い人が43人中32人(約74%)います。

さらに、全出場者の身長の平均は166.7cmです。

明らかに低身長側に分布が偏っており、高身長な人は全体的に少ないことが分かります。

トップボディビルダーの身長からも、ボディビルにおいて高身長が不利と言えます。

誤解してほしくないこと・よくある勘違い

ボディビルにおいて高身長が不利と説明してきました。

ここからは、私の説明不足により誤解が生じそうな点やよくある勘違い・反論について解説していきます。

誤解して頂きたくないことは次の3つです。

誤解して頂きたくないこと
  • 高身長は筋肉が付きにくいわけではない
  • 高身長の方が単純な筋肉量の多さでは有利
  • 身長で階級が分かれている種目は例外

順番に解説します。

高身長は筋肉が付きにくいわけではない

高身長は筋肉が付きにくいわけではありません。

あくまでも、

  • 太く見えづらい
  • 同じ太さに見える筋肉を付けるのが大変

ということです。

「ボディビル」という競技での勝敗は置いておいて、「ボディメイク(筋肉をつける)」面では高身長の人も筋肉を付けられます。

高身長の方が純粋な筋肉量の多さでは有利

純粋な筋肉量だけで見ると、高身長の人の方が有利と言えます。

身長が高く、筋肉が長い分、より多くの筋肉量を付けられるためです。

格闘技やラグビーなど、純粋な筋肉量が必要なスポーツ・競技では高身長の人のほうが有利と言えます。

身長で階級が分かれている種目は例外

ボディビルは体重で階級が分けられるのに対し、

  • クラシックフィジーク
  • クラシックボディビル
  • フィジーク

は身長で階級が身長で分けられます。

さらに、種目ごとに審査基準が異なります。

そのため、身長で階級が分かれる種目において、一概に高身長が不利とは言えません。

特に、メンズフィジークはボディビルとは大きく審査基準が異なっており、「高身長が不利」という状況はあまり見られない印象です。

【ボディビルで高身長が不利な理由】まとめ

ボディビルで高身長が不利と言われる理由を解説しました。

再度、まとめると次のようになります。

ボディビルにおいて高身長が不利な理由
  • 高身長は筋肉が太く(厚く)見えづらい
  • 高身長の人は自分に見合った筋量を付けるのが難しい

高身長の人はボディビルにおいて不利ではありますが、

高身長だろうと低身長だろうと、自分が出場したい種目に出ればよいと思います。

自分の求めるものが「成績」なのか、「精神的な充実感」なのかによって選択基準は変化します。

自分が納得・満足のいく種目・競技を選ぶ一助になれば幸いです。

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Kenta
現役ボディビルダー/ 太った自分を見てダイエットを決意(80kg)→64kgまで痩せることに成功→筋トレにはまりボディビルの大会出場(入賞経験有り)/ 日々、様々な書籍・論文で筋トレやダイエット・栄養学について学習しています。 ダイエットや筋トレ、サプリメントに関する情報を発信.